メンテナンス内容と仕様表
本機は長年の使用による経年劣化を考慮し、各部にわたり丁寧なメンテナンスを実施しております。
まず外装につきましては、欠けや傷のある箇所をパテにて補修し、違和感のないようタッチアップ仕上げを行いました。さらに外装全体を研磨後、オイル処理を施すことで、質感の向上と保護を両立しております。
操作系では、経年により接触不良が起こりやすいロータリースイッチを分解し、内部の清掃および接点の復活処理を実施。安定した動作を確保しています。
接続部に関しては、信頼性向上のためスピーカーターミナルを新品に交換しております。
ネットワーク回路については、音質に大きく影響するコンデンサーを一新。中低域にはニチコン製BPコンデンサーを採用し、厚みと安定感のある音質へ。高域にはパーク製フィルムコンデンサーを使用し、伸びやかでクリアな高音再生を実現しています。
各ユニットは取り外しのうえ清掃を行い、防錆処理を施しております。あわせてウーハーのセンターキャップは新品へ交換し、見た目と機能の両面でリフレッシュしております。
細部に至るまで、各部のネジは一本ずつ磨き上げており、外観・信頼性ともに向上させております。


ONKYO SCEPTER E-603A の主要スペックを、見やすく表にまとめました。
■ ONKYO SCEPTER E-603A 仕様表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 方式 | 3ウェイ・3スピーカー・密閉型・ブックシェルフ |
| 使用ユニット | 低域:30cmコーン(W-300A)中域:ホーン(HM-450A)高域:ホーン(TW-1500A) |
| 再生周波数帯域 | 27Hz ~ 20kHz (Audio Heritage) |
| 定格入力 | 30W (Audio Heritage) |
| 最大入力 | 60W (Audio Heritage) |
| インピーダンス | 8Ω (Audio Heritage) |
| 出力音圧レベル | 93dB/W/m (Audio Heritage) |
| クロスオーバー周波数 | 550Hz / 7kHz (Audio Heritage) |
| エンクロージャー | 密閉型(内容積 約60L) (Audio Heritage) |
| 外形寸法 | 幅410 × 高さ690 × 奥行346 mm (Audio Heritage) |
| 重量 | 約28kg (Audio Heritage) |
| 発売時期 | 1973~1974年頃 (Audio Heritage) |
| 特徴 | 拡散ホーン採用・中高域レベルコントロール搭載 (Audio Heritage) |
■ 補足(重要ポイント)
- ONKYO独自の拡散ホーンで指向性を改善
- 30cmウーファー+ホーン中高域の典型的70年代ハイエンド構成
- 能率93dBでかなり鳴らしやすい
- 密閉型ながら27Hzまで伸びる低域

