一般住宅の二階でオーディオを行う場合の考え方
今回は、私自身の経験も踏まえながら、
「一般的な木造住宅の二階の部屋でオーディオを行う場合」について考えをまとめます。
※マンションや鉄筋コンクリート造の建物、あるいは郊外の堅牢な大型住宅には必ずしも当てはまりません。
可能なら一階に設置するのが理想
まず結論から言うと、
オーディオ機器は二階や三階よりも一階に設置する方が有利です。
理由は単純で、床の剛性が高く、振動の影響を受けにくいからです。
低域の安定感や音の芯の出方が明らかに変わります。
もし一階に移動できる環境であれば、検討する価値は十分にあります。
二階以上で使用する場合のポイント
どうしても二階以上で使う場合は、まず部屋の広さを意識してください。
できるだけ広い部屋を確保するだけで、音の余裕や低域の伸びは大きく改善します。
4畳~6畳の場合はどうするか?
もしスペースが限られている場合は、
・超大型スピーカー
・重量級ハイエンド機器
の導入は慎重に考えるべきです。
理由は二つあります。
- 床の強度や共振の問題
- 搬入・搬出時の安全性
特に階段での運搬は非常に危険です。
無理をすると大きな事故につながる可能性もあります。
個人的な目安としては、1台あたり20~25kg程度までが現実的なラインだと考えています。
スピーカー選びについて
アンプやプレーヤーで20kgを超える製品はそれほど多くありませんが、
スピーカーは制限が大きくなります。
30cmウーファークラスになると、1台30kgを超えるものも珍しくありません。
その中で比較的扱いやすい選択肢として、
オンキヨー セプターE-503A
はバランスの良いモデルです。
30cmウーファー搭載ながら約19kgと比較的軽量で、二階設置でも現実的なサイズ感です。
大型志向の中では、扱いやすさと音質のバランスが取れた一台と言えるでしょう。
それでも大きい場合は?
「それでも大きい」と感じる場合は、
ウーファー径14~20cmクラスのブックシェルフ型がおすすめです。
小型機は設置自由度が高く、
二階環境ではむしろメリットが大きい場合もあります。
その代わり、スタンドは妥協しないこと。
ティグロン、レクスト、タオックなどの
剛性と重量のあるスタンドを選ぶことで、音の密度や安定感は大きく向上します。
トールボーイはどうか?
トールボーイ型は選択肢の一つではありますが、
・階段での搬入が困難
・重心が高く危険
・床の影響を受けやすい
といった理由から、二階設置では慎重に検討すべきです。
音質面でも、小型+良質スタンドの組み合わせに比べると不利になるケースもあります。
機器の価格について
数十万円、数百万円といった超高額機器は、
二階の限られた環境では必ずしも必要とは言えません。
環境に見合った機材選びの方が、結果的に満足度は高くなります。
まとめ
一般住宅の二階でオーディオを行う場合は、
・可能なら一階が理想
・広い部屋を確保する
・重量は無理をしない
・大型より扱いやすいサイズを選ぶ
・スタンドには投資する
この考え方が現実的です。
環境に合わせた機材選びこそ、
結果的に一番良い音につながります。
二階設置でお悩みの方は、環境に合った機種をご提案しますのでお気軽にご相談ください。


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