家庭用か業務用か?

本音で言います。

結論から言います。

家庭で使うなら、基本は家庭用を選ぶべきです。

それでもなお、業務用を勧める人がいます。
なぜか?

理由はシンプルです。

「パワーがあるから凄く聴こえる」からです。

でも、それは“良い音”とは別の話です。


PAスピーカーを家庭で使う?正気ですか?

まず言っておきます。

PAスピーカーは家庭用ではありません。

PAは

  • 広い会場
  • 野外
  • 大音量前提
  • 耐久性重視

で設計されています。

つまり、

繊細さよりも音圧。
音質よりも飛び。

家庭で2〜3mの距離で聴くための設計ではありません。

それをリビングに置いて「これが本物の音だ」と言われても、
設計思想が違うのです。


「業務用は本物」という幻想

よくある理屈がこれです。

「スタジオやライブで使われてるから本物」

違います。

スタジオは“音を作る場所”。
ライブは“音を飛ばす場所”。

家庭は“音を楽しむ場所”。

目的が違えば、機材も違います。


スタジオモニターは別

ただし、スタジオ用モニターは話が別です。

ヤマハNS-1000MやNS-10M、
ダイヤトーンRシリーズ、TADなど。

これは家庭でも成立します。

なぜか?

近距離で正確に鳴らす設計だからです。

PAとスタジオを混同してはいけません。


業務用アンプも同じ

業務用アンプは確かにパワーがあります。

最初に聴くと、

「おお、凄い」

となります。

でも10分後どうですか?

  • うるさい
  • 荒い
  • 疲れる

こうなるケースが非常に多い。

業務用は“制圧力”。
家庭用は“音楽性”。

方向が違います。


なぜ業務用を勧めるのか?

正直に言います。

・迫力が出る
・素人受けが良い
・一瞬で違いが分かる

これです。

試聴室で一発勝負なら、業務用は強い。

でも毎日聴くなら?

答えは違います。


例外はある

もちろん、

  • ウーハー専用アンプ
  • マルチアンプの低域担当

こういった用途なら業務用もありです。

でも“メイン”で使うのは慎重に。


最後に本音

家庭で使うなら、

家庭用で設計されたものを使う。

これが最も失敗しません。

「業務用だから凄い」
この言葉に引っ張られないこと。

音は肩書きではなく、環境と設計で決まります。

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