店と家ではスピーカーの音は違う

スピーカーを購入する際に、必ず理解しておくべきことがあります。

それは、

店で聴いた音と、自宅で鳴らす音は必ず違う

という事実です。


なぜ音が変わるのか?

オーディオ店には専用の試聴室があります。

  • 十分な広さ
  • 吸音・拡散処理
  • 床や壁の剛性
  • 最適なセッティング

これらが整っています。

一方、一般家庭では、

  • 部屋の広さ
  • 家具の配置
  • 床の構造
  • 壁材

すべてが異なります。

音が変わらない方が不自然なのです。


高額スピーカーほど注意が必要

特にハイエンドスピーカーの場合、
店舗では“最も良い環境”で鳴らされています。

その音を基準に購入すると、

「家で鳴らすと全然違う」

ということが起きます。

実際に、大型高級スピーカーを導入したものの、
部屋とのミスマッチで手放すケースは珍しくありません。
※500万円のスピーカーを導入後、一か月で手放した例もあります。大損害です。

高額であればあるほど、
環境の影響は大きくなります。


スピーカーの大きさと部屋の関係

基本的な目安として、

  • 大型エンクロージャー
  • 38cm以上のウーハー

このクラスになると、
最低でも20畳前後の空間が欲しいところです。

タンノイやJBLなどの大型モデルは、
広い空間で本領を発揮する設計思想です。

部屋が狭い状態で導入すると、

  • 低音が膨らむ
  • 音像がまとまらない
  • 音圧だけ強くなる

といった現象が起こりやすくなります。

部屋に対してスピーカーが大きすぎるのです。


現実的な選び方

部屋が十分に広くない場合は、

  • 30cm以下のウーハー
  • 準大型~中型~小型モデル

を選んだ方が失敗は少なくなります。

欲張って大型を選ぶよりも、
部屋に合ったサイズを選ぶ方が結果的に満足度は高くなります。


購入前にできる対策

① 貸し出し試聴

中型までであれば、貸し出し試聴を行っている店舗もあります。

実際に自宅で鳴らして確認できるため、
リスクは大きく減ります。


② 下取り保証のある店を選ぶ

中古店の中には、

  • 一定期間内の高率下取り保証
  • 即日持ち込み保証

を行っている店もあります。

当店では、

  • 1ヶ月以内なら90%下取り保証
  • 当日持ち込みなら100%保証

という制度を設けています。

万が一合わなかった場合の“逃げ道”を確保することは重要です。


感情だけで買わない

高額スピーカーほど、

  • 見た目
  • ブランド
  • 試聴室での感動

に引っ張られます。

しかしオーディオは、

部屋ありきの趣味です。

理性を持って、

  • 部屋の広さ
  • 設置環境
  • 床の構造

を考えた上で選びましょう。


数百万円でなくても良い

現在は中古市場も充実しています。

オーバーホール済みの良質なモデルであれば、
20万円以下でも十分に高い満足度を得られる場合があります。

無理をせず、
見栄を張らず、
自分の環境に合った機材を選ぶこと。

それが結果的に、最も良い音につながります。


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