オトネクストがトールボーイスピーカーをあまり扱わない理由

オトネクストでは、トールボーイスピーカーの在庫は比較的少なめです。

理由はいくつかあります。

まず第一に、
同価格帯で比較した場合、大型・小型を問わずブックシェルフ型の方が音の密度や完成度で有利になるケースが多いと感じているからです。

さらに、

  • 梱包が難しく送料が高額になりやすい
  • 縦に長いため設置自由度が低い

といった実務的な理由もあります。


トールボーイ設計の難しさ

トールボーイスピーカーは設計の難易度が高い形式です。

エンクロージャーが縦長になることで、

  • 箱鳴りの制御
  • ユニット配置のバランス
  • 重心と安定性

など、多くの課題が発生します。

大型ブックシェルフと同等の音質を実現するには、
相応の設計コストと製造コストが必要になると言われています。
※逸品館の店員さんの話では3倍コストがかかるとの事でした。


とはいえ、否定はしません

私はトールボーイスピーカーの存在を否定しているわけではありません。

実際、自宅でも使用しています。
主にPCオーディオや音楽動画、ゲーム用途で使っていますが、十分満足できる音です。

設置スペースの都合で、

  • 小型ブックシェルフ
  • トールボーイ

のどちらかしか選べない方も多いでしょう。

そこで、私なりの選び方をまとめてみます。


トールボーイスピーカーの選び方

① 中古を積極的に検討する

トールボーイの本格的な普及は比較的近年です。
そのため中古市場でも年代が新しく、状態の良い個体が多い傾向があります。

同じ予算であれば、中古の方がワンランク上のモデルを選べる可能性があります。


② 欧州メーカーは要チェック

個人的な印象として、欧州メーカーは設計バランスに優れたモデルが多いと感じています。

もちろん日本や米国メーカーにも優れた製品はあります。
例えばオンキヨーの一部モデルや、テクニクスのスペイン製トールボーイなどは完成度が高い印象です。

メーカーではなく「個別モデル」で判断することが大切です。


③ ユニット配置に注目する

私の経験では、

スピーカーの上半分に主要ユニットが集中しているタイプの方が、
音像が安定しやすい傾向があります。

下部までユニットが並ぶ設計は、部屋の影響を受けやすく、
低域が膨らみすぎる場合があります。

イメージとしては、

「小型ブックシェルフ+専用スタンドが一体化した構造」

に近い設計の方が無難です。


④ ある程度の価格帯は必要

優れたトールボーイはコストがかかります。

極端に安価なモデルでは、箱鳴りや音の密度不足を感じることもあります。

例えばLINNの上位トールボーイは非常に完成度が高いですが、
定価で30万円以上と価格帯もそれなりです。

トールボーイを選ぶなら、
ある程度の予算を見ておいた方が失敗は少ないでしょう。


まとめ

オトネクストでは、

・同価格帯ならブックシェルフを優先
・トールボーイはモデルを厳選
・中古市場を有効活用
・ユニット配置と設計思想を見る

この考え方を基本としています。

トールボーイは決して悪い形式ではありません。
ただし、選び方が重要なスピーカー形式です。

参考になれば幸いです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA